技術資料
1 ナノバブル(ウルトラファインバブル)とは
ナノバブル(ウルトラファインバブル)とは水中に漂う微細な気泡の事で、その泡の大きさを当社では直径0.1μm(100nm)程度と定義しています。
通常目にする大きさの泡やマイクロバブル(ファインバブル:直径1~100μm)とは異なる性質を持ち、肉眼では見えない極めて小さな気泡のため、水中に長く残存する性質を持っています。


ナノバブル(ウルトラファインバブル)には二つの大きな特徴があり、その作用が生物への生育環境に影響を与えているものと考えられています。
【イオンの集積効果】
ナノバブル(ウルトラファインバブル)は、気泡の周囲にマイナス電荷を帯びており、プラス電荷を帯びたイオンを引き寄せる力があります。
【優れた浸透性 / 活性効果】
細胞よりも小さなナノバブルが細胞内に浸透することで細胞が活性化し、動植物の成長に大きな影響を与えると考えられています。



2 ナノバブルの作り方
当社では「二相流旋回方式」による発生方式を採用しています。
①ノズル内部に高圧力で液体を圧送します。
②ノズル内に圧送された液体は内部構造により高速に旋回された水流を作ります。
③高速旋回の水流によって生じる負圧によって気体が自給されます。
④自給された気体は高速旋回流によって細かく剪断されながら低圧力域の液中に放出します。
⑤さらに循環運転を繰り返すことにより、微細なバブル「ナノバブル」を製造していきます。
3 当社における実験結果 (抜粋)
当社で実験した内容を一部ご紹介させて頂きます。
根の張りに差が出ます

ナノバブル植物活性水(根活)で育成したもの
(かぼちゃ)

水道水で育成したもの
(かぼちゃ)
根毛の密度に差が出ます

ナノバブル植物活性水(根活)で育成した根毛
(カイワレ大根)

水道水で育成した根毛
(カイワレ大根)
発芽が早くなります
種まき3日後の発芽率と発芽速度
左側 ナノバブル植物活性水(根活)で育成 ➡ 93%(14/15)
右側 水道水で育成 ➡ 33%( 5/15)
(2日遅れで 93%(14/15)となる)
(カイワレ大根による水耕栽培試験)

収穫期間が短縮できます
切り花の寿命が延びます (バラ)
バラ生産者様のご協力を得て、同一条件下で生産された「バラの花」の寿命比較試験を実施しました。
(右の画像はポットに移して1ケ月放置後)
※※一目で違いが分かります※※
左 = ナノバブル活性水
右 = 水道水
その他、菊 カーネーション ガーベラでも寿命が延びた事が確認できました。



ナノバブル活性水
(切り取り後18日目)

水道水
(切り取り後18日目)

ナノバブル活性水
(切り取り後18日目)

水道水
(切り取り後18日目)